今回はフリル襟フリル袖のついたスモックを作っていきます!
ゴムで着脱が簡単なので、幼稚園や保育園着にもおススメです。
子どもが着るものなので活動の邪魔にならないよう1.5cmの控えめなフリルで型紙をつくりました。
無料型紙もありますのでぜひ作ってみてください。
別バージョンのスモックもあります。
使用した布のご紹介
今回はこちらの手芸と生地の店いすずさんで購入したダブルガーゼの生地を使用しています。ラメのリボンがさりげなくプリントされていてとってもかわいいです。
色はダスティピンクです。商品写真だと明るいピンクですが実物はくすみピンクで秋らしさが漂っています~!
(ちなみに下の写真が一番実物に近いのでご参考にどうぞ~!)
フリル襟スモックの作り方
①布を裁つ
型紙を印刷して布を裁ちます。
②ラグラン線を縫う
前身頃、袖、後ろ身頃のラグラン線(肩から脇にかけての線)を中表で縫い合わせます。
四か所縫ってこんな感じになります。早速服っぽくなりますね!
③布端の処理
今縫った部分の布端をジグザグミシン等で処理します。
見えにくい画像でごめんなさい。私はミシンの裁ち目かがりを使って処理しました。
縫い代は袖側に倒してアイロンをかけます。
④見返しを作る
前見返しを後見返しの端を縫い合わせます。
(どちらかに上1.5㎝のところから1㎝ゴム入れ口を開けておくときれいに仕上がります。)
(今回は縫ってから気づいたので最後にゴム入れ口を別で作っています。)
縫い合わせたら、縫い代をアイロンでわります。
そうすると、上の写真のように縫い代がはみ出るのでカットしてください。
見返しの下の部分もほつれないよう処理します。上の写真のようになります。
⑤見返しを縫い付ける
こんな感じで表同士を合わせて見返しを縫っていきます。縫い代は1㎝です。
(今回からこの仮止めクリップを導入したのですが針より簡単に留められるしやり直しも楽だし、なにより手に刺さらない&針をなくす心配もないのでとてもよかったです)
(30個入りを楽天で買いました~↓)
で、戻りまして。見返しを縫ったら縫い代を5mmにカットしカーブに切り込みを入れます。
こんな感じ。小学生の時に買った裁縫道具の大きい裁ちばさみだと切り込みを入れるのが難しいので、このハサミを使用しています。
表に返して、アイロンをかけます。表から見返しが見えないように、表地を数ミリ裏側からみえるようにしてアイロンをかけます。
⑥襟のゴムの通り道を縫う
ゴムを入れるところを作るので襟ぐりを2段縫います。
まず上から1.5㎝のところ。もう一か所はそのから1cm下をぐるりと一周縫います。
下の部分を縫うときに数センチ開けて置きゴム入れ口にします。
(見返しにゴム入れ口を作った場合は不要なので1週縫ってください。
縫うのが下手ですみません。皆さんはきれいに縫ってください…
⑦袖下~脇を縫う
袖の下から脇を縫いますが、袖口にゴムが入るのでゴム口を作ります。
袖口から測って1cm地点から1㎝の長さをゴム入れ口として縫わないようにします。
そして布端を処理します。(ゴム入れ口の手前1㎝くらいまででOKです。)
⑧袖口を作る
そで下のゴム入れ口のところは、下の写真のように縫い代を割っておきます。
そしたら、袖口から1cmの部分を折り返してアイロン、折り返したところから2.5cmで折り返しアイロンをかけます。
するとこんな感じでゴム入れ口がちょうど写真の位置にくるはず…。
一緒に写っている厚紙を利用してアイロンがけをしています。(アイロン用の定規も売っているらしい)
アイロンで折り目を付けたらそのまま縫います。縫うのは袖口から1.5㎝のところと折り目ギリギリのラインをそれぞれ1週です。
(また縫い目が曲がっていますが皆さんはきれいに縫ってください…)
表に返すと上の写真のようになります。ちょっとゴムがちらついていますが、これはゴムを入れたけどまだ絞ってない状態です。写真撮るの忘れてました(笑)
⑨ゴムを通して完成!
襟ぐりと袖ぐりにゴムを通したら完成です!ゴムの長さは着るお子さんに合わせて調整してください~。
きつ過ぎると着脱が難しくなるのでほどほどに…。
無料型紙ダウンロード
下記pdfファイルをダウンロードし、拡大縮小せず印刷してご利用ください。
A4用紙10枚分です。
100サイズの後見返しに線がつながっていない部分がありますが線を延長してつなげてください。
(2020.10.10:全サイズの型紙を少々修正しました)
★こちらもご確認ください★
★別バージョンのスモックの型紙もあります★
お人形とおそろいで
おそろいの型紙もありますので、メルちゃんやソランちゃんをお持ちの方はぜひ作ってみてください。
型紙作成のメモ
型紙作成時のメモ書きです。読まなくても大丈夫です。
まず、ラグラン線という名前がわからずネット検索できずに苦労しました…。
袖自体初めての製図だったので教科書のような本を購入し、参考にしました。
フリル部分は平面から立体への脳内変換が難しく何度か試作してやっとたどり着きました。
本来?通常?スモックだと襟ぐりはバイアステープで処理することが多いようで、フリルがある場合の対処が難しいところでした。
フリル分計算してバイアステープでもよかったんでしょうけど、布端の処理とか裏地部分が見えるのが嫌だったのでどうにかしたかったのです。
ソーイング基礎の本をパラパラめくり、見返し処理を思い出してこれだ!となりこちらの型紙になりました。
基礎って大事ですね…。